暑中お見舞い申し上げます。
とにかく暑いですね。
この暑さの中、外で作業をする職人にとってはまさに地獄の日々です。
何もかもが億劫になってしまうかもしれませんが、こういう条件の時こそ職人の本質や会社の精神が現れると思います。
実は我が家の隣の家で塗り替え工事をしています。
築20年で初めての塗装工事。
居住者の方が代わって中古を買われた方が住んでおられます。
厚木の塗装会社さんで着工前に挨拶にこられました。
そして足場が組まれ、私が帰宅すると敷地を越境して単管パイプが40cm程度こちらの車庫にはみ出しています。
??? これはなぜだろう???
ハイルーフの車なら完全にぶつかるでしょう。
断りなしにこれって随分乱暴な仕事をする会社ねと驚きました。
そしてもっと驚いたのが高圧洗浄。
この家は増築して我が家との敷地境界からこの部分の外壁まで25cmくらいしかありません。
しかもコンクリートブロックとフェンスがあるので人が入ることすら不可能です。
私も中古でこの家を買い、すでにこの増築部分は出来上がっていました。
きっとこちらの敷地に入って外部の工事を仕上げたんでしょうね。
我が家が売りに出される前は賃貸住宅になっていたようで、家主さんは遠方だったようでなんとかお隣の増築工事もやってしまったのですね。
つまり増築部分はなんの養生もしていないのです。
そのまま洗浄 ⇒ 3m離れているサッシや雨戸でさえ汚れた水をかぶり、真後ろの物置やフェンス、植木の植物なども
火山灰をかぶったように白くなっていました。
が~ん、です。これって普通ありえないです。
弊社でも高圧洗浄時にお隣のフェンスを汚してしまったことが有り最も気を使う作業です。
なので一人が洗い、もうひとりがブルーシートで汚れが飛び散らないようガードして作業を進めます。
全く養生せずにここまで隣家を平気で汚してしまう、なんの気も使わない会社って
どういう社員教育を受けているのでしょうか?
高圧洗浄のあとはシーラーを塗布して中塗り、上塗りとなります。
これは我が家の敷地に入らなければ作業ができません。
どうするのだろう?
監督?営業? らしき人が塗装するので養生したいと挨拶にこられました。
その前に越境した足場のこと、洗浄時の汚染水を丸かぶりで相当な汚れを受けたことを話しましたが
「そうですか」、で終わり。
足場がバレたら作業しますので日程は紙に書いて入れておくとおっしゃていました。
でも足場はまだある状態で留守中にこちらの敷地に入ったようでシーラーまで終わっていました。
植木鉢はまだどかしていませんでしたので、ずらした跡が。
這性の植物は踏みつけられていました。
きっとこのあとも仕事で誰もいない我が家の敷地にはいって作業を完了させるのでしょう。
一日も早く完了して欲しい。今はそれだけです。
お客様の立場に立った見方で物事を見ること、感じることの大切さをこの非常識な会社から教わりました。
ここまでひどいのはなぜなんでしょうか。
HPを見ると「お客様の笑顔が見たくて・・・」社名の由来。
従業員が30人もいるから?尚更しっかりした会社かなと思ってしまいますが実際はこうなのでしょうか。
反面教師としてこの経験をこれから生かしたいと痛切に感じました。
2014年7月26日 | CRAFT HOUSE