昨日の雨の中上棟工事をいたしました。
今日ほどの寒さは無く、近くの桜の木の花びらがときおり舞う中での上棟でした。
こちらのお宅は屋根勾配が7寸近くもあります。
基礎の高さが80cmとそれだけで普通の家より高いのに、屋根の上はさぞかし怖いのではと見上げながら足をすくませてしまいます。
でもさすがはクラフトハウスの大工さんたち、動きも機敏でてきぱきと作業を進めていきます。
圧巻なのは軒の出。 軒ってよく雨宿りする・・・あれです。
90cmあります。90cm。 思わず繰り返してしまいそうな寸法です。
軒の出がこんなに大きいと建物(特に外壁)を守ってくれて窓への雨がかりも少ないです。
なので建物の持ちもいいんですよ。
最近は狭小敷地に建てる場合も多く、隣地境界の関係で軒の出がないなんていう建物もありますよね。
ああいうおうちって雨漏りが多かったり、あまりお勧めできません。
昨日のうちにルーフィングも屋根に敷いて、今日のこの雨でもへっちゃらです。
こちらの屋根は旭ファイバーグラスの「リッジウェイ」というものです。
90mmの垂木に50mmの厚みのミラジョイントという断熱材を入れて18mmの通気胴縁、12mmの野地板、この上にルーフィングと
屋根材を葺きます。
軽い上に陰影がある趣に重厚感があって、一目ぼれしてしまう外観となります。
このアンティークなお住まい、これからもっともっと見所満載です。
お楽しみに!!
2015年4月8日 | CRAFT HOUSE